8mmフィルムのホームムービーの良さには手ブレ・アンダー・オーバー・傾きを含めたライブ感も含まれると思います。
放送を前提にしたお上品で正確な録画ではなかなかないです。
フィルム映像のプライバシー
仕事としてお預かりしたフィルムのプライバシーはしっかり守られてDVD変換が行われ、データ保管期間(2週間)が過ぎるまで厳密に門外不出、期間を過ぎたら完全に抹消されます。
ですが変換作業の都合上映像の内容はどうしても見ることになりますし、ご家族の楽しい時間や過去の貴重な場面が目に入ってきて感動したりで心が動かされるのも事実です。
不可抗力的に発生する仕事の楽しさ
建前を述べた上で一個、打ち明けると
中学校や高校の卒業記念で作られた短編映画作品はめちゃくちゃ面白い。私はお客さんのフィルムの良し悪しを言える立場にはないがどうしても面白い。
ヤンキーかそうでないかギリギリのラインを踏んでしまっているリーゼント兄さんや聖子ちゃんカットのお姉さんがドラマを繰り広げる中、いきなり担任の先生の黒田節がフルコーラスで挿入され、そこに生徒の今で言うボイスパーカッションがアフレコされているスパークっぷり。
フィルムが制作された当時の楽しさや盛り上がりがガンガンに伝わってくるのだ。
もともと同窓会で上映したいからとのことでのご依頼だった。結果、同窓会当日の上映では涙が出るくらい笑って泣いて盛り上がったと後日連絡をいただいた。第三者が見てもあれだけ面白いから当事者のエキサイトたるや幾何か。
なにかいいアイディアはありませんか
卒業制作フィルムの面白さをいろんな人と共有して盛り上がりたく、それと絡めたイベントや企画ができないかとずーっと前から考えているけど、なにせ人の顔がたくさん映っている特性もあってがなかなかいい方法が思い浮かばない。
だれか何かいいアイディアがあれば教えてください。